Help Ⅴ(完)

第十九幕:幸せの不安 /真っ直ぐなキス






「────病院?」





翌日からひーくんは『太陽』復活のために動くみたいで、私は安全な場所と言われた県立病院に連れて来られた。

どうしてここなのか分からずにひーくんを見上げると、彼はニッコリ笑って中に入っていく。






「ここには、真雪ましろが居るからね。面会時間が終わる頃に迎えに来るから、カーリーは絶対真雪の元から離れないで待ってて」


「あっ」





そうだった。真雪くんって、あの時節南さんにやられて怪我してたんだよね、たしか。

ミカちゃんとかからも聞いてはいたけど、絶対に会わせてもらえないと踏んで自分から「会いに行きたい」とは言えなかった。



元気に、してるだろうか。






と、思ったのが顔に出ていたのか、ひーくんは私の眉間に寄った皺をそっと撫でると柔らかく微笑み「真雪なら元気らしいよ」と教えてくれた。



0
  • しおりをはさむ
  • 315
  • 3309
/ 420ページ
このページを編集する