Help Ⅴ(完)

第二十幕:愛憎の狂気 /赤い瞳の獣








穏やかな気持ちで

2人だけの世界に浸った。





藍色の空の下ゆっくり歩く事すら

このまま世界が終われと思うほど

幸せすぎて泣きたかった





夢みたいな世界が

明日失われるかもしれない




その不安をひたむきに隠して

私はひーくんの手を握る力を強めた








角を曲がった瞬間、

赤い瞳の獣が待ち構えているとも知らずに





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