Help Ⅴ(完)

第十七幕:地獄の生活 /恐怖の底




「────おはよう」





ルミは、屈託なく笑う。



私がいつ叫びだして、自らの体を引っ掻いて、勝手に気を失っても。

目覚めたらビール飲みながら煙草を手に笑ってくれる。









────気付いた時には、両手で数えきれないほど吐いて、眠りにつくことを繰り返していた。






「気が済むまで、泣きなさい。必死に自分を壊しまくって、嫌なもの全部吐き出しなさい。私は……そんなことされたことないけど、うちのかわいこちゃん達で、そういう過去を持つ子いるから、欠片だけ気持ちが分かるわ」





ルミはさすがレディースのリーダーって感じ。

荒い息を吐きながら目覚めた私に何も聞くことなく、ただ抱きしめてくれる。



このホテルの滞在費は……と気にならなくはなかったけど、ルミは気が済むまで傍にいてあげるって言ってくれた。



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