珈琲喫茶 〜終焉館〜

懺悔と免罪符





「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ」



見知らぬ街に来て、見知らぬ古びた煉瓦造りの建物のド
アを開けると一人の中年くらいの白髪混じりの男が僕を出迎えた。



好きな席に座れと言われた僕は、店の奥側に位置するス テンドグラスの窓の近くにあるテーブル席に座った。



僕は、店内を見回す。



点滅したランプが席に一つずつ置かれて、赤の床にはよ く見ると娯楽絵図が小さく描かれていた。



一言で言うと変な店だった。



昔ながら過ぎる、築何十年も経っていそうな古びた喫茶店。




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