Twilight~救われた心~

7day:再会

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結局、景虎さんと共に病院に戻ってきた私を迎えたのは、柔らかい笑みを浮かべる先生と、ホッとしたような看護師さんだった。

視線を彷徨わせる私に二人は優しく声をかけてくれた。


景虎さんには、診察室の外で待ってもらうことにして、尿検査を済ませて、私一人、内診台にあがった。


もういいですよ、と声を掛けられ、着替えて診察室に戻れば、カルテを手に座るよう促してくれる先生の前に腰を下ろして、鞄をぎゅっと腕の中に抱いた。


「大丈夫。お腹の中に傷はないし、取りこぼしもない。妊娠反応も完全に消えているし、生理がずっと終わらないのは、ストレスのせいかな」

「ストレス……」

「まあ、術後、ストレスで出血が長く続く人は多いんです。かといって、放置しておくのもよくないので、一度薬で強制的に止めよう。止めてみて、次の生理でも出血が長く続くようなら、もう一度、受診してもらう形になる」


何を言われるか不安で、怖かったけれど、手術のせいで、身体的異常が現れたわけではないようで、精神的なものが関わっているらしかった。


日常的ストレスを今感じている自覚はない。景虎さんと生活しているのも、苦痛はないし、寧ろ心地いいとさえ感じている。


だから、もっと根本的な、赤ちゃんを失った事とか、昔の彼の事とか、そういった事が起因しているんだと思った。

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