Twilight~救われた心~

9day:旧友と足音

「おめでとう、ちーちゃん!」

「ありがとう、リュウさん!」

「まあ、よかったね」

「うん!ありがとう、くーちゃん!」


満面の笑みで、もう大丈夫だと仕事完全復帰した私は、お帰り、と迎えてくれた二人に、一緒に暮らしている人とうまく行きました、と報告していた。


自分の事のように喜んでくれるリュウさんと、素っ気なくもよかったねと、優しい言葉をかけてくれる片倉君の二人。


今朝、景虎さんに、バイトは続けるのか、と聞かれたので、辞めるつもりはないとの旨を伝えたら、今日お昼休みに、顔を出すと言っていたので、取り敢えず、バイト来て直ぐ、報告した次第である。


「で、お相手の人は、何時に来るって?」

「えっと、たぶん、12時少し過ぎかな、と」

「じゃ、俺、その時、厨房籠るから」

「え!何で!」

「いや、逆に何で俺が表にいなきゃなんないのか、聞きたい」


片倉君は、口元を引きつらせながらそんなことを言う。

まあ、そう言われてしまえば、そうなんだけど、私の事を受け容れて、温かく迎えてくれる家族みたいに温かい人たちを、景虎さんにきちんと紹介したい。


私、こんな温かい人たちと仕事してるから、ここ辞めたくないんだよって、それ見てほしいから。

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