ゾンビ学園~ぼくらの小学校にゾンビが攻めてきた~

第四章 計画 /考え

「だめだよッ、押さえ切れそうにないよ」
 
うさ子の目の前には大勢のゾンビに押され、破壊されかけている玄関ドアがあった。

物音に駆けつけた時、バリケードに積み上げた机はすでに崩されていた。

その机を彼らは必死に積み直していたが、ドアの外のゾンビの数は増えるばかりでとても追いつきそうになかった。

「クソッ、ここもだめなのかよ」
 
伊達は汗ばんだ髪を乱暴にかき上げながら、怒気を含んだ声で言った。

両開きのドアは外側から押され蝶番の部分がメリメリと音をたて壊れかかっている。まるっきり地獄列車のラッシュアワー、乗車率180パーセントだ。

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