水曜日のリカさん。[完]

作者

双子の姉のリカの代わりに、私は唯一水曜日だけあなたの隣にいる権利を得た。身代わりでもよかった。ただ、好きだった。




私は水曜日だけ、

“リカ”になってあなたのそばにいられる。





「姉が通院する水曜日だけ、

姉の代わりに隣にいさせてください」



双子の姉の代わりに、

私は週に一度だけ、あなたの隣にいる権利を得た。



私は水曜日のリカ。

水曜日だけ、あなたのリカになる。






2014/10/19〜2014/12/17


-ランキング-

2014/11/29:日別総合125位Thank you!


公式「泣ける恋」参加中

2014/11/26:Pick up Thank you.




たろー。さんとの企画小説第二弾。


冒頭『どうあがこうが、答えは結局変わらない。』

終わり『病名:愛しすぎ症候群』