ウ タ カ タ .

”私”という存在 /自由と引き換えに









わたしは久しぶりに外の世界へと出た



外ってこんなに冷たかった?

外ってこんな広かった?

外ってこんなに眩しかった?




ずっと部屋にいた

外は眺めていても外に出ることはなかった



わたしはこれからどこへ連れて行かれるんだろう




もう、なにがあっても驚きはしないだろう


たとえ、これから殺されると言われてもしても、音凛は全く動じないだろう



感情が欠落してしまった音凛は

怒りや喜び、哀しみなどの感情を顔に出すことも無ければ、喋る事もしない。






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