鳴かぬ蛍が身を焦がす

ジョージ
恋愛 66ページ(連載中) 50099字 更新日 2019/10/01 読者 12853人 公開 0 0

父さんによく似た容姿を、あの女は狂おしいほどに愛した。

男として、求められるまま応えてきた……つもりだった。

このまま続くかのように思われた日常は、終わりを告げることとなる。




ーーあんたなんかただの代わりのくせに!




そう、あの女が言ったから。



もう何もない。

死に場所を求めて彷徨う私が出逢ったのは、哀しい目をした貴方だった。






女としての生き方を捨てた少女と、孤独の中で生きてきた男。

二人の間に生まれた感情を、愛とは呼べない。けれど恋を出来るほど純でもない。

不器用で手探りの関係。




*当作品における喫煙・飲酒・暴力表現につきましては、あくまでもフィクションとしてお受け止めいただければ幸いです。
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