有言実行少女 2

プロローグ





____広大な焼け野原に乾いた風が吹いた。




そこには地面を覆い尽くすような夥(オビタダ)しい数の生き物の死骸、死骸、死骸。



その生き物は人間の頭2つ分ほどの大きさで虫のような羽が生えており、もはや何と何が混じりあったのかすらわからないほど醜い姿をしている。





その死骸の中心で、一振りの刀を地面に突き立て佇む黒髪の少女が1人。






後ろから迫り来る最後の1匹をその対象も見ずに刀で薙ぎ払った。


少女が上を向くと、顔に飛び散った緑色の体液がそれに従い下へと流れ落ちる。




ふ…と息を吐いた瞬間、刀はサラサラと砂のように崩れて散っていった。




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