君の猫になりたい

チビで可愛いネコ /君に言葉を。



Side 秋人



深いキスの合間に思う。






なぁ、紗良。


おまえに愛の言葉を伝えて抱きしめれたら

どんなにいいだろう。



いつも、思うよ。





紗良の世界を全部、俺だけにしたい。



そんなどろどろした感情でのキス。




紗良は、キスに慣れていた。


腹がたった。

許せなくて止まらなくなる。




「んっ」


裏庭には、紗良の鳴き声が艶かしく響いて
 
俺の理性を崩壊させていった。





そして、ありえない言葉を吐いた。




最低だ。




そう思っているのに、

紗良の鳴き声が頭を離れてくれず

股間がウズウズしている。







「あき、先に行ってていいよ。

あたし、もうちょっと外でのんびりしてたい。」


震える声で紗良が言った。





振りかえって紗良の目元の涙を拭った。

紗良の肌は吸い付くように柔らかい。



「泣くな。」

命令口調。





「うん。」




自分の不甲斐なさにうんざりする。

抱きしめて、背中を揺するのは逃げだ。






こうしたら、紗良の泣き顔を見なくていいから。









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