桜龍Ⅰ【完】

第一章 /事件



今日は、白虎の倉庫にいるのは、あたし1人だけだった。


……なんでかって?


みんなあたしを置いて出掛けたからだよっ!


ヒマすぎるし、つまんない。1人で外出歩くなって言われてるから何処にもいけないし。








───ガチャ。


突然扉が開いた。振り向くと、そこにいたのは………俊。


「よっ、俊」

「……」


はい、お決まりシカト。露骨に嫌そうな顔しやがって。


俊はキョロキョロ部屋を見渡してた。


「みんななら出掛けたよ。俊はあたしの監視らしーよ。」



あたしがそう言うと、やっぱりあたしから一番遠くのソファーに腰掛けてマンガを読み始めた。



……あたしのことはフルシカトか。



……ムカつく。



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