『青春の記憶/心の中の大切な日記』【完】

第12章 /届けたい想い

『ゆりの検査結果がわかった時・・・
 
 頭が真っ白になった。
 
 病名は伝えずに
 検査入院をしてほしいと強く伝えた。
 
 それでもゆりは老人ホームに行き続けた。
 
 いくら俺が反対しても無視だった。。
 
 今、やれることをやる!って言ってな。。
 
 そんな思いが強く・・・
 
 少しぐらいの熱があってもな。。
 
 でも・・・母さんの手紙を読んで
 
 ゆりの気が変わったんだ。。
 
 ゆりが今まで押し入れで眠っていた
 
 雛人形を出していた。
 
 俺も一緒に出した。
 
 なんの会話もせず、無言で出した。
 
 箱の底に死んだ母さんの
 手紙が入ってたんだ。。
 
 ゆりと俺は黙って読んだ。
 
 その日・・・ゆりが治療すると言い出した。。』



『木下君、読んでいいよ。。』


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