『青春の記憶/心の中の大切な日記』【完】

『ゆりちゃん、なんで泣いとんの。。
 大丈夫って!!あの子はそんなことで
 くたばる男じゃないで大丈夫や! 
 ゆりちゃんが1番よく知っとるやろ。。
 大丈夫って!!
 それで・・
 何でゆりちゃんが謝るの。。
 二人とも何も悪くないよ。。』

そう言いながら涙で頬を濡らす
ゆりの背中を母は何度もさすった。

家にも警察から電話があった様子だが
母は何も動揺していない様子だった。

そんな母の姿を見て
ゆりの涙は時間と共に静かに止まった。


『・・・・・・そうですね!! おばさん!
 私たちが泣いてたらだめですね!』

『そうよ。ゆりちゃん。。よく言った!!
 今は信じよッ。あの子の体力を・・・』

二人はニコッと微笑んだ。


しばらく無言の時間が続いた。


そして母が話しかけた。

『ゆりちゃん、今日、何があったん。。』

『あっ、あ、はい。・・・・』

ゆりは今までの練習のことや
今日、起こったことを伝えた。


『・・・』
母は無言だった。


しばらくして母が話した。

『あぁ!あの子らしいなぁ。。
 あのね。ゆりちゃん。
 私、あの子が小学校2年の時に
 すごく叱ったことあるんや・・・・』

『はっ。はい。。』

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