『青春の記憶/心の中の大切な日記』【完】

第7章 /からまわりの時間

香織さんにとって最期の日記

そこには心の奥底に眠っていた
寂しい気持ちが綴られていた。


ゆりはうつむきながら静かに言った。 


『香織・・
 私と純也が付きあっとると
 誤解しとった…』


『・・・私と純也が公園で
 話してたんを見てたんや・・・』

『でも・・・あれは・・・
 ゆりが香織さんのために
 伝えに行ったことなんやろ・・・ 
 ゆりは何にも悪くない!!』

『健ちゃん・・・香織・・
 電車で泣いとったって言っとったな。。
 勘違いさせた私が悪い・・・
 香織・・辛かったにちがいない・・・』

『ゆり・・・ゆりッ。。
 お前が自分を責めることはない!!』

『私・・・私・・・最低・・・・』

ゆりはそういうと同時に
急いで階段を降り、家を出て行った。

俺はスケジュール帳を
握り締めたまま必死に追いかけた。

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