そこに愛はあるのか?[完結]

第3章 /厳ついご老人






"大我には、期待しとらん…"



それが、あの時お祖父さんが言った言葉…





白いピカピカの車の後部座席は、車内まで白かった。


一ノ瀬建設のお抱えの車の後部座席に、大我と二人で座ってる。



ピシッとした濃紺のスーツに、赤いネクタイ。



髪の毛は金髪のままで軽く後ろに流してる大我は、今日はとってもいい男。



身長もそこそこあるから、瞳おばさんが用意してくれたこの正装のスーツも似合う。



そして私は、大我のネクタイとお揃いの赤いドレス。


真夜中に帰宅して、バッタリとベッドに入って寝たから、睡眠は充分だ。



昨日、内科から転科してきたご老人が、とてつもない我が儘で大変だった。



その彼のせいで、我が病棟は何もかもがパニクった。




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