そこに愛はあるのか?[完結]





目をそらさずに、しっかりと杉内さんを見据えて言った。



杉内さんの表情は、怒りから寂しさの表情へと変わる。



「さっきの患者さんは、どうなったんだ?」



心配になったのか杉内さんが聞く。



『今ごろ、手術の真っ最中だと思いますよ。
杉内さんのおかげです。
杉内さん…わかっていただけましたか?
ご家族だけじゃなくて、いつも傍にいる秘書さんだって、心配してるんです。
入院した以上、ちゃんとして帰って下さい。
お願いします。』



・・・



私が言ったことに、納得してくれた杉内さんは、人が変わったように穏やかになった。



血圧のコントロールも一週間でちゃんとできて、3日前に退院していった。



私の話を聞いたお祖父ちゃんは、何故か大笑いしていた。





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