そこに愛はあるのか?[完結]

第5章 /彼と彼女と私





「お久しぶりです。
瑠璃ちゃん。」



目の前の彼女は、どうして笑ってるんだろう…



私と…友香を見て…



驚き過ぎて、私は今どんな顔してるかな?



久遠桃子…有名な華道一家の娘。



育ちも違うなら、気品もすべて違うお嬢様。



櫻子とも、ちょっと違う。


櫻子みたいに、明の部分も暗の部分も知ってるわけじゃない。



桃子さんは、明だけだ。



明るく優しくおしとやか。


まるで、月とスッポン。



ピンクのワンピースを着てる桃子さんと、グレーのワンピースを着てる私。



ピンクとグレー。



何もかもが正反対。



『久しぶり…です。
桃子…さん。』



動揺しつつも、返答だけはしっかりとした。



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