そこに愛はあるのか?[完結]

第6章 /片桐知哉の優しさ





麗那が帰国してから、一週間が経った。



泣いて喚いた麗那は、次の日の午後神戸へと旅立った。



「菊りんよりも、いい男見つけてやる!」



そう言って笑った麗那は、とっても綺麗だった。



駅のホームで新幹線を待つ間、ちょっとだけ聖のことを話した。



私が姫だったことや、遊んでたことや、淳との関係を唯一知ってた麗那。



いつもは説教たらたらな麗那も、淳との別れや聖が現れたことを真剣に聞いてくれた。



「話してみたら、意外な真実があったりして。」



『何それ…』



意味不明な、何かを含んだような口調が不思議だった。



「まぁさ、瑠璃の場合わけがわかんないじゃない。
このままだらだらが嫌なら、話してすっきりするのもありじゃないかな。」




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