そこに愛はあるのか?[完結]

第8章 /真夏の夜の夢






なんで…



どうして…



だれか、



夢だって言ってください。




8月10日…



その日はとても暑くて、最高気温はこの夏一番を記録した日でもあった。



「姉ちゃん、行ってくるね。
今日は教習所の後、たまり場に行く。
もう少しなんだ…免許取れたら、姉ちゃんも乗せてやるからな。」



『うん、気をつけてね。』


「そろそろ、乱舞がやって来そうだし。
いい加減さ、潰さないとみんな疲れてきてるし。
後ろの森山組もいなくなったからな。」



『怪我しないでよ…姉ちゃん、心配だな。』



「大丈夫…自分の身を守ってこそ強い男だ。
なんてね。」



大我の笑った顔を見て、大丈夫だって思ったのに。



神様は、どこまでも私達に試練を与える…





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