そこに愛はあるのか?[完結]

第9章 /怒りの矛先





二人が乗ったエレベーターは、最上階に向かっている。



21階建てのマンションの最上階。



出来たばかりで、分譲中のこのマンションの最上階はどんな感じなんだろう。



見てみたい感が満々の私は、ちょっとだけウキウキしてた。



エレベーターを降りた二人は、一つのドアの前で立ち止まった。



すごい…最上階は、この部屋しかない。



ワンフロア丸々この部屋。


鍵を開けた洸哉は、私を見て入るように言ったんだ…


『お邪魔します…』



怖いもの見たさというのは、声も小さくさせるらしい。



他の人に、聞こえるか聞こえないかの声で言った。



「まっすぐがリビングになってるから…」



「上がって待ってろ。」




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