カウントダウン

第1章 /決定打





会社の中はいつもガヤガヤしてる。



若手が多いから尚更のことなんだろうけど。



遼のことを一瞬でも忘れられる空間でもある。



「蒲原、会議室の準備頼む。」



若手が集まるこのイベント事業部の部長、土屋部長は一番年上の38歳。



彼がこの事業部を立ち上げたと言っても過言ではない。



私の就職試験の面接官も彼だ。



『わかりました。
向こうの人数はどれぐらいですか?』



「あぁ、向こうは五人だ。
こっちもな。」



『はい。
行ってきます。』



パソコンを閉じて立ち上がる。



向かった先は給湯室。



お茶の準備の為のポットにお湯を入れて運び、会議室のコンセントにセット。



このお茶煎れも大切な仕事。





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