秘書のオシゴト① 【完】

私、森 奈都(モリ ナツ)26歳。
株式会社 川口商事、営業3課 第1グループに所属。
短大を卒業して、社会人5年目。

そろそろ結婚も考える微妙なお年頃。






「はぁー。」

「ちょっとぉ!そんなに大きなため息つかないでよ。私の幸せまで逃げるっ。」


同期の中でも一番仲のいい藤枝 美里(フジエダ ミサト)に背中を叩かれた。



「だって、秘書だよ?秘書ぉー。」

考えるたびブルーになる。



「でも、あの、神崎部長でしょ?」

「あのって言ったってよく知らないし、今日話した感じは良くないし。嫌だぁー。」



「ああ、もうっ。めそめそしない!!でも、奈都はそういうけど、神崎部長の人気って相当だよ。秘書になりたいっていう子いーっぱいいるんだから。奈都はラッキーなんだよ?」

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