幸せのカタチ

episode1. /そっとしておくなんて







翌日、朝イチに榛名くんのクラスに寄った。



朝少し頑張ったしまだ来てないみたいで。


まだ5、6人しかいない榛名くんの教室の前で壁に縋って待ってみよう、って思ったのに。





「原田さん」

「あ…」





昨日、冷やかしに一番乗ってたバスケ部の人。去年私も同じクラスで顔馴染み程度だったけど。


昨日の件でもう彼らに対しては最悪な印象しかなかった、けど今日の顔つきは違う。





「何しに来たの?」

「え…」

「もしかして良?」

「…、」





私を冷たく、嫌なものでも見るような冷たい目。ゾクリと恐怖を感じたけど負け地と胸を張る。






「…、謝りたいんだけど、来てる?」

「会わせないよ」

「…、なんで?」

「昨日のこと、忘れてんじゃねぇよ」





3人がかりで攻められる。流石にちょっと怖いけどまだ負ける場所じゃない。私だって謝る、って決めてるんだから。






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