一途姫とマザコン王子【完】

微妙な2人  ☆咲斗☆

陽菜にキスをした日、そしてお母さんを卒業する宣言をした日から暫く経った。


その日以来、俺は陽菜の顔をまともに見れなくなっていた。


クソ……。

キスなんてするんじゃなかった。

ていうか、何でキスなんかしたの。俺。

いや、陽菜に好きなやつがいるって知って、腹が立ったからなんだけど……。

陽菜はずっと俺の側にいてくれるって思ってた……。

そう、陽菜だけは……。


「あ~~」


俺はモヤモヤした気持ちを掻き消すように、自分の頭を掻き乱した。

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