Last Chanceを君に!【完】 

祐樹side /過去


俺の家は、業界ではかなり有名な会社を代々経営してきた。



爺さんは、かなり厳しい人で、俺はあの人の笑った顔なんて見たことなかった。



親父もそんな爺さんにガキの頃から、経営学をたたき込れたらしい。




子供らしい子供時代を過ごせなかった親父は、爺さんとまでは行かないが厳しい人だった。



お袋とは、政略結婚だったらしく、もともと冷え切った関係だった。


だから、俺は一人っ子。



そんな両親が俺に愛情を注ぐことなんてなかった。



そんな風に育った俺にもまた、愛情なんて分からない感情だった。


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