Last Chanceを君に!【完】 

祐樹side /裏切り


本当に順調だったんだ。


大学卒業を控えた4年の夏には、プロジェクトを成功させて、親父からも認められた。

俺は役員待遇で会社への正式入社も決定し、これで、カンナが大学を卒業するのを待って結婚出来ると、浮かれていたんだと思う。


だから、あの日もなんの疑いもなく、就職祝いと称した飲み会に出席したんだ。


そこには、一緒に今回のプロジェクトに関わった仲間が集った。

その中には、卒業後も一緒に同じ会社で働く奴もいる。


皆でかなりの量の酒を飲んで、気分は最高だった。


昼から飲んでいた俺たち。

学生時代しか出来ないと誰かが言いだして始まったのだが、もう、みんなヘベレケで。


解散しようということになった時、めずらしく、一人の男が、もう少し飲もうと誘ってきた。


辺りは夜になっていたから、近くのバーに二人で行ったんだ。

0
  • しおりをはさむ
  • 1015
  • 6933
/ 370ページ
このページを編集する