Last Chanceを君に!【完】 


私は、ゆっくりと、腰を上げた。




「カンナ!」




慌てて私に走りより、抱きしめる祐樹。



「・・・・お願い、祐樹。

・・・・・私と別れて。・・・・・・」



祐樹に抱きしめられながら、そう呟くように言った。



「カ・ン・・・ナ」




祐樹の手の力が緩んでいく。


もう、私の腕に添えられているだけの祐樹の手を私は、ゆっくりと振り解いた。




祐樹は、一歩も動かなかった。

私の思いを受け入れてくれたかどうかわからなかったけど、私はその日、そのまま、祐樹の部屋を出て行った。




でも、それから、祐樹から連絡が来ることはなく、それが、祐樹の答えだと思うことにした。



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