愚かな不良と身代わりちゃん。

第一章 /未定



うちの学校は、一学年AからFまでの六クラスで構成されている。

家柄や成績が大きく関係するクラス編成で、正直Fクラスになると成金や不正が噂される企業の子息なども混ざってくるわけで...素行も少しだけ悪くなってくる。


嫌がらせやいじめなど、幼稚な行為が目立つ。



今まさに私を囲む彼女達も、F組だ。



「どうしてアンタみたいないい子ちゃんがイノパラの姫になんてなれるのよ...!?」

「ちょっと顔がいいからって何でも思い通りになるとか思ってるわけ?」

「アンタなんか死ねばいいのに」


初めて感じる、剥き出しの悪意だった。


イノパラの姫か。

他より少し敷居の高いこの学校に遅れて回ってきたらしいその情報こそ、菫が回した私の噂なんだろう。


姫って...

柄じゃないその肩書きに苦笑が漏れた。



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