私の周りは金持ちばかり!?

第零章 選択

【運命】という言葉は、とても薄っぺらいモノだ。
曖昧で、身勝手で、信憑性に欠ける。

出会うのは運命だったなんという台詞ほど
よく使いまわされていて、
【運命】という言葉は、信頼に値しないモノになった。

この世には、【運命】というモノは存在しない。
あるのは、ちょっとした【偶然】と
本人の意思で導き出す【選択】のみ。

【時】【環境】【状況】の合致と、己の【意思】。
それが人の【未来】を紡ぎだす。

そう、【未来】は不確かだからこそ面白い。
定められた人生なぞ、面白みも無い。
目隠しされた状態で、
何処に穴があり、石があるか分からない道。



それが人間の歩む人生。



ここに少女が一人。
何の変哲の無い人生を歩んできた17歳の少女。
桜舞散る季節に高校最後の年を迎える、
平凡な家庭に生まれ育った彼女。



時は、満ちた。



舞台はすでに整った。
残す条件は、【状況】と
彼女が選ぶ【選択】のみ。


さぁ、彼女は一体どんな人生を歩むのだろうか?
何の接点の無い少年達と少女。
交差する筈の無い彼らの【未来】。

だが、【偶然】が【奇跡】を起こし、
2つの条件を満たしてしまった。
【時】【環境】が整ってしまった。
そして、残す【状況】という条件が
満たされるまで後少し。

さぁ、少女はどんな【選択】を選ぶのだろう?
今までと変わらぬ日常を選ぶか、
それとも、非凡【彼ら】の運命に巻き込まれ、
波乱万丈、平凡から程遠い世界へと歩を進めるのか。



全ては、彼女の行動次第。



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