私と怪異の食物語

Menu#1. 前菜 /彼女の計画

食べて。

たべて。

詰め込んでいく。


租借するたびに細かくなる食材。

味なんて甘いか辛いかくらいしか分からない。

美味しいか不味いかなんて関係ない。



分かるのは気持ち悪い胃の圧迫感。



あぁ、これ以上入らない。

トイレへと駆け込み、胃を押し上げる。

気持ち悪い自分の声と水と混ざる食べ物だった汚物。

私というゴミ製造機を通して、食べ物はゴミへと変わっていく。


なんで私は生きているのか。

なんで私は食べるのか。


毎日を無駄に生きている私は、今日も租借しすべてを吐き出す。

無駄な出費と無駄な時間。

無駄だらけの無価値な自分。



Question:あなたにとって食べることとは?

Answer:ただの邪魔な生存本能。



食べて吐いて、すべてを空っぽにして。

そのまま、やせ細って、骨まで全部なくなって。



そのまま私という存在がいなくなればいい。



これは私の計画。

食べることを放棄しきれない弱い私の




長期自殺計画。




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