離婚〜最愛の貴方へ〜(ゆっくり更新中)

離婚 /5




あの日から晴也さんはあまり愛人を連れてこなくなったが、一度だけ連れてきた女の人は、愛人でもなく、晴也さんの次の妻だった。


介護製品を作る、下北グループの、ご令嬢、下北エリナさん。




「玲子さん、あなた本当によくできた妻よね。完璧だわ。ご飯も美味しいし掃除も完璧。彼も言ってたわ。あなたのこと、褒めてわ。だけど、女としての魅力が皆無って言ってた。」


私に彼の妻が務まるかしら、とクスクスと唇を弧して笑った。


エリナさんは本当に綺麗な方だ。


焦げ茶に染めた髪はパーマがあてられていて、長い睫毛に筋の通った鼻。大きな目。
私みたいに背が低くなくスラリとしていて、晴也さんの隣に立っていてもなんの遜色もない。

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