離婚〜最愛の貴方へ〜(ゆっくり更新中)

同居 /13


「じゃあね、れーちゃん。」

「うん、気をつけて。行ってらっしゃい。」



ここでもできる仕事だと言っていたけど、やっぱりおじさまが来たときに言ったように、いーちゃんは東京へ向かった。


こんな風に誰かを送りだすのは、あの日以来・・・
ただあの時は晴也さんの愛している方たちの世話をしなければならなかったから、1人ぼっちじゃなかった。



遠くから牧場の声も聞こえてくるし、いーちゃんはほとんど書斎にこもりきりで、あまり状況は変わっていない気がするけど、どこかぽっかり空いたように、充足感が足りない。


あれからおじさまからの連絡はなく、一向にバイトを紹介してもらえていなかった。




「あ〜あ。行っちゃった。」

ぼすん、とソファに腰を下ろす。
もう古びて破けたソファじゃなくて、先週いーちゃんと買いに言ったソファ。


前のみたいにレースをかけた。

古びて、埃をかぶって、破けてたものは掃除をして、ソファみたいに買い直して、綺麗にしたら、どこか新鮮で懐かしい感じがした。

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