Street black cat Ⅲ【完】

第11章:野良黒猫、寝る /悪夢の災い





「・・・いいですの、50とその臣下共々。絶対に声を上げたり、騒いではいけませんわ。絶対にですわ。返事は!!」

「日向姉さんが一番煩せーよ」




誰かのツッコミで、悠は渋々落ち着いた。



屈強な男達と小柄な女の子が話し合っているという図はアンバランスで笑うに笑えないけど、ぼんやりと思考が鈍くなっている今はどうでもいい気がする。




私は寒さが近付くと眠くなるみたいだ。



人間みんな寒くなれば酷い眠気と温かい布団のせいで出たくなくなるだろう。



その酷いバージョンだという(悠はそう偉そうに断言した)。




眠くて眠くて仕方がない。



何でもいいから寝かせてほしい。




「ねーこはコタツで丸くなる~」

「恭さん丸くなってますね」

「俺、恭さんのこともう人間に見えなくなってきました」

「俺も猫にしか見えません」




散々言われてるから、後で絶対殴ろう。そうしよう。



私の思いが伝わったのか、瞬時に黙り込んだ不良達はモゾモゾと動きながら離れていった。


・・・何だか様子が変わったけど、・・・まあいいや。




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