Street black cat Ⅲ【完】

第11章:野良黒猫、寝る /禁句とlovers





今日の悠はお嬢様学校の方で委員会活動があるらしく、早朝から泣きながら学校に向かっていた。何で泣く。



つまり、遅くなると。




大体、悠の所属する委員会って日が暮れても活動していたはずだ。じゃあ悠の夕飯はいらないってことか。




「・・・だから今日悠は来な」



「っっしゃあああ!」

「今日日向姉さん来ないんだってよ!聞いたか!?来ないって!」

「ようやく堂々と殴られることなくエロ本読めるぜー!」

「もう恐れず裸になっていいんだろー!?」




「・・・」




日頃の行いが見えるよな。



自分のちいさな姉が屈強な男共にこれほどまで恐れられているのは、気分がいいものではないけど、相手が悠だから何も言えない。



しょうがないかなと、最近は思い始めている。




聖二は少年漫画誌を手にしながらも、唯一ガッカリして「ええっ!?」と叫ぶ。不良達はそれにも目もくれず宴会状態に突入だ。




悠を女扱いするのは聖二ぐらいだけど、聖二からしてみれば「小学生だって女の子」と断言していた。




とりあえず、一番失礼なことを言っていることには気付いていないようだから、一発蹴っておいた。




「なんでー!?」

「滅」

「イィィィヤァァア!」




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