この復讐は決して愛と呼ばせない

1話:いつもの朝、最後の朝














「おはようおじいちゃん!それに内瀬戸さんも!」

「おはようエリカ。今日はまた随分と寝坊してしまったようじゃな」

「アッハハ!本当だ、寝癖が大変なことになってるよエリカちゃん」

「そ、そうなの!だからもう大慌てだよ!また環くんに怒られるし!」

「なるほど。これじゃあ“あの環”も頭を悩ませるわけだ」

「ってことで、私もう行くね!」

「相変わらず朝が弱いんじゃのう。お前のお母さんにそっくりじゃ。さぁ、気を付けて行ってきなさい」








いつもと何ら変わらない、慌ただしい朝。

そして今日は待ちに待った夏休み前の最終登校日。


私は普段よりも少しだけ軽い足取りで、強烈に照り続ける太陽の日差しと向き合いながら、せっせと学校までの道のりを駆けていく。





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