双子星

はじまり /ま、ばれるよね。

俺は、女子制服からパーカーに着替え家を出た。

フードを目深に被りながら、任務内容を確認する。


確か・・・俺達とは別に、二人組が不良なんかともめているとかなんとか。
誰かを捜しているようだが、行動が目立ってきたので偵察してこいだって。

いつもより楽だけどさ、俺達じゃなくてもよくない? って思うよ。


指定された区域をブラブラ歩く。

ちょうど一時間くらいかな? 路地裏で喧嘩している声が聞こえた。


バキッ

ドカッ



グハッ!


・・・・・・おー、お見事。鳩尾一発。

と、心の中で拍手をしていたら、喧嘩で勝った二人組が目の前まで来ていた。

おっと、隠れるタイミング逃がしたな。

二人組は俺に気付いて足を止める。

「あんた・・・『レグルス』? 『シリウス』? だよな・・・」

どっちも背格好一緒だから、違いがわからないのか。
あと、この声もしかして・・・・・・

「・・・どうかな?」

「違っててもいいんですが、・・・人を捜してるんです。浅海俊介っていうんですが、知りませんか?」

もう一人が声を出した。


やっぱりね。声が一緒だ。

この二人は知り合い。と言っても知り合ったのは今日だけど・・・。

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