マイナスの矛盾定義Ⅰ

trail /4階と初対面




9階にあるシャワールームでシャワーを浴びた後、さてこれからどうしようかと考える。



仕事部屋に行ったら…多分ブラッドさんがいるわよね。


何となく今は会いたくないような気もする。気まずいっていうか…まぁ、そんなこと考えてるのは私の方だけだろうけど。


落ち着くのよアリス。これは仕事だ。


いつも通りにしてればいい。




「なーに考え込んでるの?」

「…っ、」



唐突に覗き込まれ、思わずビクリと後退してしまう私。


目線を上げると、ニコニコ笑顔とキャラメルブロンドの癖毛が目に入った。その手にはいちごミルク。



言わずもがなラスティ君だ。




「何その反応。ひょっとしてイケないことでも考えてた?いいね、萌える」



……ラスティ君を見てると何か色々どうでもよくなってくるわね。





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