勿忘草 (最終章突入!)

作者モノクロ

「ーーーー僕のこと、忘れないで」。
彼女が恋した少年には秘密があった。決して報われない恋。すべての真実を知った時、彼女は何を思うのか。




「僕と友達になってください」









「私も、友達になりたいです」



















ねぇ、瑠奈



僕、ちゃんと残せたかな?



"僕が生きた証"








すべての真実を知った時



君は泣きながら言うのかな



"そんなの信じない"って。






そしたら僕はきっとこう返すと思う



"目に見えることだけが真実とは限らない"って。














わすれなぐさ













君と過ごしてきた時間は



僕にとって



とても大事なものだから



君に忘れて欲しくないんだ……






お願い、君のなかから僕を







消さないで












※この物語はフィクションです。

※植物園の花を勝手に抜いてはいけません。